前回の記事では完璧主義思考を捨て
「1か月後に、毎日1時間勉強を続ける。」
を目標に勉強を始めましょう、という記事を書きました。
では具体的にどのように進めていけばいいのか?
まずは勉強しやすくなるように環境を整えていきます。
【勉強準備チェックリスト】
- 机の上を片付ける
- 教材を用意する
- 勉強用端末を用意する(※スマホ勉強の方のみ)
この3点を実施していきます。
①勉強する場所を決める
勉強する場所は自分の体を慣れさせるためにも、なるべく固定の場所で勉強したほうがいいでしょう。
- 自宅の勉強机
- 近所のカフェ
- 図書館
- 自習室 etc…
場所決めのポイントは、自宅の近く又は職場~自宅の間とすることです。
わざわざ行かなきゃいけないところに設定してしまうと、その場所に行くこと自体が億劫になってしまいます。
その為、休日・平日で場所を分けてもいいと思います。
平日は職場近くの自習室で勉強して休日は自宅や近所の図書館を利用するなど。
そして、ここで「自宅の勉強机」を選択した方
机の上は片付いていますか?物置になっていませんか?
片付いていない場合はまず勉強机の上を片付けてください。
片付ける時のポイントは
教材・文房具は取り出しやすい位置に置くことです。
例えば床に置いてしまうと、取るためにしゃがみ、また立ち上がらないといけません。
やたら高い位置に置いた場合は取り出しにくいだけでなく、視界に入らないので勉強することに意識を向けにくいです。
「その程度ならそんなに勉強に影響ないんじゃない?」
と思うかもしれませんが、確かに2,3日だけなら多少取り出しにくい場所にあっても問題ないかもしれません。
しかし、一級建築士の勉強は長期戦です。
習慣化出来る前は勉強することも「面倒くさいな~」と思いながらやろうとしている状態なのに、
他のところまでストレスを感じていては小さいストレスがどんどん積み重なってやりたくなくなってしまいます。
次回記事に詳しいことは記載しますが、習慣化のコツはいかに序盤のハードルを下げるかです。
また、取り出しやすい位置は勉強後に片付けもしやすいです。
「どうせ毎日勉強するから」
という理由で教材をずっと開きっ放しにしてしまう方もいるかと思います。
しかし昨日と別の科目を勉強しようと思ったとき、昨日の教材が机に開いてあったらどう思いますか?
「あ~これ片付けないとできないのか。面倒くさいな~」
と勉強の妨げになりかねません。
メリハリをつけるためにも「使ったら片づける」も習慣化しましょう。
②教材を用意する
一級建築士を取ろうとする方は資格学校に行くか、独学かで悩む方が多いかと思います。
資格学校にしてもどこの学校に行くのか?独学なら何の教材を使うのか?
教材選びのポイントはあまり考えすぎないことです。
教材選びで時間をかけていては一向に勉強が進みません。
「とりあえずこれやってみよう!」という感覚で始めてみてください。
「お金をかけて、自分に合わない手段を選んだら勿体ない!」と考え、なかなか勉強教材を決められない方もいるかもしれませんが、これも完璧主義思考が影響しています。
勉強をやり始めてから気が付くことだってあります。
例えば「独学で始めてみたけど、思った以上に自分でスケジュール立てるの大変だな」とか
「資格学校が家から遠くて、勉強以前に行きたくなくなってしまった」など。
そう思ったら、“思ってから”別の方法を考えてみてください。
まずは行動が大事です。
悩んでいる間に”お金”は使われなくても”時間”は確実に奪われています。
お金は働いたり節約したりすれば捻出できますが、過ぎた時間はどうにもできません。
“必要な投資”と考えて、なんでもいいからとにかく始めてみてください。
“悩んで何もしない時間は最小限”とし、教材選びは長くても3日以内くらいに終わらせてください。
教材が用意できるまでの間は過去問掲載サイト等で勉強し始めてください。
独学なら教材は、スマホで手軽に勉強できる合格ロケットが個人的にはおすすめです。
③勉強用端末を用意する(※スマホ勉強の方のみ)
私のYouTubeを見ている方は独学の方で
おそらく「合格ロケット」使用者が多いかと思います。
合格ロケットはスマホ・タブレットで勉強できる点がとても便利な点ではありますが、
スマホ・タブレットというのは便利すぎて誘惑も多いです。
その為、勉強用端末を用意することをお勧めします。
新品でなくてもいいです。
スペックが低すぎて全然Webページが開かないレベルの端末は困りますが
ある程度サクサク動けば使わなくなったスマホや、中古品のタブレットなどでも十分だと思います。
ただ、せっかくスマホで勉強できるなら通勤の電車の中やレジの待ち時間など
ちょっとした「隙間時間」に使いたいと考えますよね?
そんな「隙間時間」にまで勉強用端末を持ち歩くのは少し不便です。
さらに、複数端末SIM契約しなきゃいけないのか?などの問題も出てきます。
なので、「隙間時間」の勉強は日常使いの端末を使い、
家や自習室などWi-Fi環境下でしっかり勉強する場合は勉強専用端末を使うなどの
使い分けをすると誘惑に負けずにスマホ勉強のメリットを最大限活かせると思います。
個人的には長時間勉強にはタブレットを用意した方が画面が見やすいと思うのでお勧めです。
しかし、勉強用端末を用意してもそこに誘惑がたくさんあっては意味がありません。
勉強用端末は勉強の妨げになるアプリは削除するか、見えないところに移動させてください。
また、日常使いのスマホも勉強に集中するために以下の工夫をしてみてください。
スマホにデフォルトで導入されている「Android:Digital Wellbeing」「iOS:スクリーンタイム」または各種「使用制限アプリ」などを使用し、時間帯や使用時間を制限して強制的に使えないように設定してみるとスマホをダラダラ使い続けることから抜け出すきっかけになります。
まとめ
色々書きましたが、これらも完璧にこなそうとする必要はありません。
最も重要なことは「手段は何でもいいから、早急に勉強し始めること」です。
やり方が合わないと思ったらその都度考えていけばいいです。
それでは勉強前の準備が出来たら、次回は習慣化1ヵ月プランです。
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